小麦について

 北海道産小麦は品質の良さで広く利用されているのですが自給率が10%と非常に低いのが現状で有り、90%が外国産に依存しております。

 石狩産小麦も安定的に生産されておりますが、単価が安く大きく作付けするのには採算面に課題が多いのが現実で有ります。

秋小麦「きたほなみ」の5月上旬の生育状況
収穫間近の秋小麦 あたり一面が黄色く色づく

 しかし、現在の農家人口の減少、高齢化、などで農地の有休化対策として生産規模を拡大することが急務の中で小麦生産は大きく貢献するところで有り、安定的な作付けが望まれている所で有り、当ファームでは秋小麦の「きたほなみ」2,000a、春小麦の「春よ恋」1,800aの作付けで合計3,800aを作付けしております。

 面積規模が大きくなり小麦の連作が主体であり、近年問題とされている外来雑草のヒゲガヤ、カラスコムギなど除草剤が効かない外来雑草が多くなることでの、どの産地でも深刻な問題となっております。

大型コンバインGC1450による小麦収穫

 他の作物を栽培し輪作体型がとれれば一番良いのですが、限られた条件の中での大面積を作付けとなればどうしても、連作に頼るのが現実であるため雑草の生育特徴を理解し発生のタイミングをずらす事で、対策雑草が多くなれば春に播く「春よ恋」を作付けし、雑草が少なくなれば秋小麦「きたほなみ」のは種で小麦の連作を可能にしております。

 安定した大面積の小麦作付けを可能にし、大型機械利用することでの作業効率が大幅に上がり収益を確保しているところで有ります。

小麦のコンテナ出荷
小麦畑のプラウ耕起

 農地の管理体制は当ファームの作付面積は7,000aと広大で有りますが、施設用地やら管理用農道などを含む農地の草刈りなどが重要で各種の草刈り機を利用し、6月から9月まで大変な作業となっております。

草刈り機
人力による草刈り

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